Kingdom of Morocco

Kingdom of Morocco 
モロッコ王国について 

モロッコはアフリカ大陸の北西端に位置し、ヨーロッパ大陸からはジブラルタル海峡をはさんで、わずか14kmの距離にあります。 
 
地中海の対岸にはスペインの陸地が見え、ヨーロッパの主な都市からは2、3時間のフライトで到着することができます。 
 
公用語はアラビア語のほか、先住民族ベルベル人のベルベル語があります。 
また、フランス領だったことでフランス語も広く普及し、スペインに近い北部ではスペイン語も通じます。 
 
アフリカ諸国の中でヨーロッパにもっとも近く各国との長い関わりの中で、ヨーロッパやアラブ、アフリカが交じり合ったモロッコ独自の文化を保持してきました。 
 
真っ青な空の地中海と大西洋、美しい山々、砂漠、豊かな文化遺産など、多くの魅力があふれる国、それがモロッコ王国です。 
 

Kingdom of Morocco Data 

モロッコ王国のデータ 

面積

710,850平方km・日本の1.9倍

人口

3,123万人(外務省HPより)

政体

モハメド6世を元首とする立憲君主国家

首都

ラバト

気候

地形により地中海性、大西洋、内陸高原、サハラ砂漠、山脈地帯とそれぞれに特徴がある

宗教

イスラム教

公用語

アラビア語

通用語

フランス語、その他英語・スペイン語

独立日

フランスより 1956年11月18日

記念日

毎年7月30日 国王の即位記念

主産業

リン鉱石、水産業、農産業、観光など

モロッコの世界遺産

マラケシュ、フェズ、メクネス、ヴォルビリス、アイトベン、ハッドゥ、テトワン
王都(ラバト、フェズ、マラケシュ、メクネス) 
砂漠に至るカスバ街道(アヘト、ベン、ハッドゥのカスバなど) 
ヴォルビリス、マリンリゾート (エッサウィラ) 

モロッコの魅力

アラブ、アフリカ、ヨーロッパンの文化が交錯したモロッコには、多くの芸術家や作家がモロッコに魅せられました。 

19世紀初頭、フランスの有名な画家ドラクロアは、モロッコの街並み、自然の風景に魅せられ数々の作品を残しました。 
また、近年ではイブサンローランがモロッコを題材にした多くの作品を残し、亡くなった今ではサンローランの別荘として有名なマジョレル庭園に分骨したお墓があります。 

また、ハリウッドを始め多くの映画がモロッコで撮影されており、ロケ地として有名な「アイトベンハドゥ」や青の街として知られる「シャウエン」などのおとぎ話のような街並みに多くの旅人が魅了されています。

食について

地中海と大西洋に面して海岸から肥沃な平野が広がるモロッコでは、新鮮な野菜や肉、魚介類を使った食文化が発展してきました。 

今ではすっかり有名となったタジン鍋は、素材の水分だけで調理するため、旨味を逃さず油の使用も控えられることで人気を博しています。 

また、世界で最少と言われる細かな粒状のパスタ「クスクス」は、モロッコに端を発するものです。 
 

お肉と野菜の旨味がつまったタジン鍋

野菜たっぷりのクスクス料理

はちみつのクッキー「シュバキア」

工芸品

主要都市にある城壁に囲まれた旧市街地(メディナ)は、手作りの魅力的な雑貨の宝庫です。 

軽くて履き心地抜群の「バブーシュ」などの皮革製品を始め、金属細工のインテリア用品、繊細な刺繍や織物生地、色鮮やかなグラスなど、様々な工芸品が軒を連ねています。 

エキゾチックな装飾と色彩豊かなモロッコの工芸品は世界中で人気になっています。

北アフリカの壮大な大地が
生み出した天然素材

モロッコでは、照りつける日差し、乾燥した大地など、 厳しい自然の中で生活を営んでいます。